>>> 東芝VHSハイファイA−F2

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東芝のVHSハイファイA−F2です。特徴としましては、輝度ノイズが発生しにくいプリアンプ内蔵シリンダーを採用しており高画質化を睨んだ設計になっています。また3倍モード専用に19ミクロンヘッドも付いていますが、カタログで歌っているような【標準モードに迫るクリアな3倍モード画質を実現します】と、いうほど効果はありません。メカの応答性は比較的良く巻き戻しスピードも120分テープで110秒程で早い方でしょう。またサーチも標準的な早さで安定性もいいですね。ただし走行音は大きいく耳障りなので、ラック等に入れて使って方がいいでしょうね。

絵の見せ方は、あっさり調で解像度は230〜240本でほぼ規格通りの解像度は出ています。いいソースを送ってやれば悪くない画質で、この価格帯レベルからみるとSNも悪くはないです。S−VHSのテープを再生してみますと、290〜300本位の水平解像度が確認でき、プリアンプ内蔵シリンダーの優位性が感じ取れる部分も確認できましたが解像感は高級S−VHSのものとは違いますので、お間違いなく。

音質は、価格並といったところで、レンジは広くなく中間の帯域に重点をおいてまして低音は豊かではありませんし高域も伸びません。ポップス系なら問題ないでしょうがクラシック等は、ちょっときついですね。リモコンの応答性は、むちゃくちゃ良い、これだけは自慢できる性能です。『注』あくまでもリモコンのボタンのタッチ感でありメカの俊敏さではありません。

VHS映像ですが、本機の高画質を引き出すには内蔵チューナーでは少々難しく、いろいろ試してみましたが映像のざらつきが目に付きます。そこでX3SPTのチューナーを使いBSのエアチェックを試してみました。映像出力をX3の外部入力に差込それをS端子でディスプレイに繋いでみました。結果は予想以上に良かったです。NRを搭載しているわけでもないのにノイズが極めて少ないのてす。質の良い映像ソースを送ってやれば、このデッキは意外なほど高画質を体感できるデッキです。やはり高画質エアチェックには3次元YCが鍵になっていることは間違いないですね。

それから、もう一つプリアンプ内蔵シリンダーの素晴らしい映像再現が目の当たりに体験出来るのは、低価格レーザーディスクプレーヤーからダビングしたときに現れます。ノイズリダクション機能が無いLDPの映像は独特な点状の輝度ノイズがあります。これをA−F2にダビングすると8割以上この輝度ノイズが取り除かれているじゃないですか!このてんはW5より優れているかもしれません。試しに高度な3次元DNRを搭載したHR−W5にダビング再生しました。結果は、さすがに忠実度、解像感はずば抜けていますが、あの点状の輝度ノイズは多少減ってはいるもののA−F2のようには取り除かれていません。W5をレンタルモードにしてやると、やっと同じか、少し多いか位に低減されます。ということは、NRを思い切り深く効かさないと取りきれないほど元々ノイズも一緒に記録されていることになります。一方A−F2の方は最初からノイズの混入が無い状態を作り出しているとしか考えようがありません。誠に恐るべしプリアンプ内蔵シリンダー。でもこの良さを、どうして最高機種のA-BS6に生かし切れてないのだろう疑問です。もっとコストをかけて映像回路を駆使すればビクターに負けない映像が出来そうな気もするのにね。残念、残念

『S簡易再生に欠陥か?』

本機には『SQPB』S−VHS簡易再生機能が付いています。そこでS−VHS記録しているテープを再生すると水平解像度300本近くまで出ていることが確認できました。でも画面上部に反転ノイズと白っぽい引っかきノイズが常時出ていて映像の品位を阻害しているのが本当に残念。これさえなければ低価格機種としてのS簡易再生も悪くはないのですがね。このノイズが出現する頻度は70%ほどで無視できないレベルでしょう。これは東芝デッキのS簡易再生時における欠陥とまでは言いませんが、それにに近いものを感じざるを得ません。

『簡素化が目立つ』

前面には、向かって左側が開きます。そこには何があるかと申しますと別に珍しいものは何も無いですね。19ミクロンヘッドの切り替えスイッチとリモコンスイッチに録画ボタンくらいです。前面入力端子は省かれています。開きドアを付けるくらいなら端子付けろと言いたい。

『汚れが早い』

本機の走行系は低価格機種としては大変安定感があり、テープの巻き込み等のトラブルも極めて少ないと言えます。ただ、ちょっと気になることがあります。それは走行部品が直ぐ汚れることです。何故だか明確な原因は分かりませんが、各走行部のテープへの摩擦係数が大きいんじゃないかと推測されます。おかげで3ヶ月に一度は開けての掃除が必要。このデッキで大事な保存用テープは再生しない方が無難かもしれません。何故なら、汚れが激しいということは、それだけテープの磁性体が、そぎ取られているということですから、同じモノを何度も再生するとテープそのものも痛めることになります。ですから、予備に録がした物を使うようにしないとダメですね。私の場合は、もっぱら、その日のニュース録画とレンタル専用です。

『あと一系統』

このデッキも後ろの端子は最小限しかありません。せめてあと一系統欲しいな。当時36000円で買ったにしては装備や端子を省きすぎですね。

【最後に】使い初めて2年半でインジェクト不能になりました。早い話が壊れてしまったということですね。東芝のメカデッキは壊れにくいと思ってましたが、このシリーズ以降は、やはり弱いようです。私の合格ラインである1日平均2時間使用して3年間使える耐久性があるデッキとしては不合格でした。『合掌』

標準画質
★★★
3倍画質
★★★★
音質
★★★
サーチレスポンス
★★★★
高速巻き戻し
★★
チューナー
★★
他幾互換
★★★
S簡易再生
★★
使いやすさ
★★★
ズバリ買いか?
★★
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