『TDK ST-120XPHGR』

TDKの最高グレードに位置するS−VHSテープで、実売1本¥900です。ジッター、ドロップアウトを徹底的に低減。極めて高品位な映像が得られます。と、裏表紙には書かれています。はたしてそうでしょうか?当テープは、調微粒子ハイパワー・アビリン磁性材を高密度充填し、平滑ESFベースフィルム、平滑HVバックコートを採用して高分散・高耐久TDCバインダが強靭で平滑な磁性層を形成しているのが特徴であり売りでもあります。

先ずはW5での映像は、清楚で安定感があり色つきの良い映像が確認できます。謳い文句が過大でないレベルの高い再現性です。さすがに、このクラスになると原色も綺麗で、シアンは、ハッとするようなノイズのない鮮やかさです。輝度のキレも申し分なくオリジナルに対しても見劣りはしません。ドロップアウトの出現も極めて少ない方でしょう。アニメの記録も十分納得いく絵を見せてくれました。プリンセスナインを録画して、その色の乗り具合と滲み等を確かめても、ほとんど気にならいし、艶っぽさも損なわれていません。W5との相性は良い方でしょう。

X3でも輪郭の際だった色ノイズ、色むらの少ない映像です。X3にはTBCや3次元スーパーカラーが無いため、輝度変化の少ない薄い色が入り組んだ場面では少々苦手で浮き気味になりメリハリ感も減少しますが、ひとたび明暗度の効いた映像になると、ハッとするような画質で、かなり、はまります。走行安定性も良く縦線の歪みも気になりません。
【W5 SP】
★★★★
【X3 SP】
★★★★
【X3 EP】
★★★★
【音質】
★★★★
【総合】
★★★★
【ドロップ】
優秀
【安定性】
優秀
【本体異音】
大きい
【ローディング】
良好
【信頼性】
高い

『Victor ST120XZE』

次はビクターのXZです定価1本¥1100【実勢価格1本¥800】【2本パック¥1480】でXGの上に位置する、やや高級志向のテープです。当テープには新しい理論で開発された磁性体を均一に充填し当フォーマットの性能を上回る特性を達成したことにあります。感動の高解像度と誇らしげに腹ラベルに書かれています。本体にはMADE IN JAPANとは記されていませんので、組立は海外ですね。前のXZは高級タイプとしては、今一つというところでしたが、その向上ぶりはどうでしょうか

W5での映像はシャープで力強いものです色再現は明瞭でSNも良いのですが、プログレードとしては、あと一歩といったところでしょうか実勢価格も1本¥800位とTDKのXPHGに近い存在ですが、クオリティーはTDKが一枚上手といった感じです。ごく偶にですが、再生画に記録不良のようなノイズが出ました。ハイファイ音にも偶にノイズが乗ることがありました。これは磁性層にむらがあるか、制作途中で傷が出来たかでしょう。走行時の安定感はフジやTDKといった専門メーカーが優れているかも知れません。
【W5 SP】
★★★★
【X3 SP】
★★★
【X3 EP】
★★★
【音質】
★★★
【総合】
★★★
【ドロップ】
少ない
【安定性】
良好
【本体異音】
少ない
【ローディング】
良好
【信頼性】
申し分なし

『maxell ST-120PRO』

こちらはマクセルのS−VHS最高プログレード、プロBLACKです。定価¥1800【実勢価格1本¥1300前後】さすがにディテールも克明でリアリティーがある色再現もカラフルだがギラギラ感は無いです。マスターテープとして使っても良いですが、幾分オリジナル映像に比べると輝度の強調が見受けられます。送り出しのマスターは出来るだけ素直な方が好ましいので、このテープは、どちらかと言うと、エアチェックしたものを保存版として位置づけるのが、ベストかも知れません。私は、送りだし用のマスターと末永く保存するテープを分けて考えています。このテープは、程良く綺麗に見せるタイプなので永久保存版が似合ってます。

【W5 SP】
★★★★
【X3 SP】
★★★★
【X3 EP】
★★★★
【音質】
★★★★
【総合】
★★★★
【ドロップ】
少ない
【安定性】
良好
【本体異音】
少ない
【ローディング】
良好
【信頼性】
優秀

『FUJIFILM ST120 DCPRO』

フジの最高級テープS−VHSPRO です。定価¥1800【実勢価格1本¥1400】たぶんビクターのリミテッドの次に画質の優れたテープだと思います。強調感のない輪郭再現、しっとりと付く色、低ドロップアウト、ずば抜けた走行安定性、多分安定感ならリミテッドより優れているでしょう。マスターテープの中で最も安心して使えるテープです。これこそ本当の意味で、編集用マスターテープと言えるでしょう。

W5での相性もさることながら安定性が優れている点が一番大きいですね。ここ一発というときにはこれを使いましょう。


こちらは上のフジS−VHSPROをハードケースに入れただけです。【実勢価格1本¥1650】値段は、こちらが高いのですが中身は全く同じです。ハードケース代でこんなに取るとは、ふざけてます。せいぜい100円アップが良いところだと思うのですが・・・

【W5 SP】
★★★★★
【X3 SP】
★★★★
【X3 EP】
★★★★
【音質】
★★★★★
【総合】
★★★★★
【ドロップ】
優秀
【安定性】
優秀
【本体異音】
少ない
【ローディング】
良好
【信頼性】
最高

『Panasonic XD-PRO』

パナソニックの最高級テープS−VHS.XD-PRO定価¥2100です。私は、このテープを近所のパナソニックの代理店で1本1500円で買いました。高いか安いかは分かりませんが、店のおばちゃんは、次からは、この値段では売れませんとのことでした。が、こんな地方の小さい電気屋さんに、プログレードのS−VHSテープを買いにくる物好きは誰もいないでしょう。多分、拙者くらいなものだろうと思いつつ、家から歩いて1分もかからない所ですが、あれから行っていません。残りのテープは買い手が付かず埃をかぶっていることでしょう。(ぶほぶほ、げほげほ)

テープメーカーではない松下ですが、このテープは、結構良い出来です。色も充分乗っており、正確です。いわゆるウエルバランスというのですかね。解像度も良く伸びて輪郭もシャープさを、醸し出し画像の安定も、まずまず、マスターとして申し分ないでしょう。もう生産されていないのでしょうか何処にも見あたりません。ドロップアウトが多いのが欠点ですが・・・・
【W5 SP】
★★★★
【X3 SP】
★★★
【X3 EP】
★★★
【音質】
★★★★
【総合】
★★★★
【ドロップ】
気になる
【安定性】
良好
【本体異音】
少ない
【ローディング】
良好
【信頼性】
申し分なし

『Victor ST-120LTP』

ビクターの旧リミテッドです。価格120分1本¥3000【実勢価格1本¥2200前後】何故今、旧リミテッドなのかと言いますと、私は現在のD700より此方の画質が好きなのです。たしかに特性的には、D700の方が優れていると思いますが、実際の映像表現は、こちらの方がコントラストをしっかり出ているように見えますし、色の出し方もオリジナルの良さを上手く表現しているように伺えます。ディテールの繊細さはD700が上という声もありますが、私はこのテープの描き方を大変、評価しています。月並みな表現ですが、このテープで録画するとデッキの性能が上がったかのような錯覚を覚えます。いや実際良くなっています。ただしS−VHSの中での話ですから過大評価は避けて下さい。でも一度は使ってみる価値はあると思います。

他のプログレードとの違いを、まざまざと見せつけられるのは3倍モードで記録したときです。最初試したときこれが3倍かと思うほど自然で綺麗でした。もちろん標準と同じわけでは無いのですが、今までの3倍レベルからするとという意味です。ただし3倍モードが得意なデッキで再生しなくてはなりません。
【W5 SP】
★★★★★
【X3 SP】
★★★★★
【X3 EP】
★★★★★
【音質】
★★★★★
【総合】
★★★★★
【ドロップ】
少ない
【安定性】
良好
【本体異音】
優秀
【ローディング】
良好
【信頼性】
最高

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