-- TDK ST-120XPU --

TDKのS-VHSも歴代から定評がありメディア専門メーカーとしての底力をみせつけるが如くハイパワー の磁性体を開発、採用し常にトップクラス普及価格帯S−VHSテープを世に送り出してきた。本品も伝統を 受け継ぎニューハイパワーアビリン磁性材を採用し高磁気エネルギーを獲得している。デザインも一新され プロユースをイメージさせるグレーのシェルが一際目を引く。それからTDKのダイヤモンド?の形をした マークを見ているとなんとなく三菱のマークにもよく似ていたりします。公表はしていないけどやはり同じ グループというか三菱資本なのでしょうか?。まあそんなことはどうでもいいことですね。

カセットデザイン
-- 今期のMVPはXPか --

XPの特徴は鋭い輪郭と複写能力が売りだったわけですが、本品もその流れを受け継ぎ、前品では若干苦手 だった原色に乗る色ムラを抑えつつも、ベッタリすることなく輪郭の鋭さはそのまま生かしオリジナルの画を 変に演出したり作り変えることなく繊細さと力強さを兼ね備えたバランスのとれた録生画を楽しませてくれる テープに仕上っています。この価格帯としては最高レベルの域に達しプログレードの性能に近いパフォーマンス を堪能できるといったら大げさに聞こえるでしょうか!。いいえゴマすりでも過大評価でもなくテープ自体の 性能はかなりのものと推測されます。また、低価格版によくみられる品質のバラツキによるドロップアウトも 少なく映像へのノイズもよく抑えられている。とくにこの点が好印象を持ちました。

-- 音もエネルギッシュで良い --

音のよさもXPHGゆずりで実にエネルギッシュ、XPHGは昔から映像もそうですが音質も定評がありました。 映像にも特徴だった輪郭の鋭さは音質にも生きていたというのが率直な感想でしてXPHGよりは若干届かない もののデジタルマスターからアナログに落としたときの情報量の欠如と言いましょうか、良く言えば輪郭の 角がとれて丸い音、まろやかになりがちですが、このテープでは元信号の損ないを最小限にとどめ忠実度が よく再現されています。

-- ネジ止めが消えて久しい --

このテープをお使いの方はもうご存知かと思いますが、カセットシェルの固定に金属のネジを使わず、 熱処理などを行なって接続する融着をしています。これをすることで画質、音質に何等かの向上、改善が あるのか、はたまたただ単に生産効率を上げる為だけなのかは定かではありませんが私個人としては非常に 気になるのです。トラブルなどでテープを噛んでも修繕、切り取り接続が容易にできないのであります。 優れたテープであるのにこのことがネックになって常用には抵抗がある、が率直な意見です。 まるでレンタルビデオ御用達みなたいなカセットですね。 できたらTDKさんにはネジ止めに戻していただきたいです。ムリでしょうね。

【キャッチコピー】
「きわだつ高画質」大画面ワイドテレビも、きわだつ鮮明高画質映像が得られる高S/Nを実現したS-VHS テープです。

【一言】キャッチコピー、このてのコメントは手放しで額面どおりに受け取ることができないのが正直なところですが本品に限っては妙に 納得させられる。他社さんもこれをリファレンスとしてガンバってください。

-- 10本パックは厳しいか --

単品での録画性能の質の良さに気をよくした私は、これだとばかりにお徳用の10本パックを3箱も買い込み 喜び勇んで家路に着いた。だがその後何本か使用し異変に気づいた!。 1本、3本パックでは上々の性能を魅せくれたテープだが10本パック売りでは若干品質にバラツキが あるではないか。使った中に再生画のSNが悪いものがあり、ややザラついた印象だ・・・なんだこれは、 あれだけ良好だった再生画像がこんなにも低下する個体が含まれているとは、ちょっぴり残念。 まあ、この低価格で安定した高品質を保つのは難しいことなのかもしれないですね。 10本パックで判断するならトータルな面でマクセルが良いかも。
くっきり■■■■■■■■■+9 めりはり■■■■■■■■■■■■■■+14 カラー■■■■■■■■■■■■■■■+15
【標準】
★★★★
【3倍】
★★★☆
【アニメ】
★★★☆
【実写】
★★★★
【音質】
★★★★
【ドロップ】
★★★★
【安定性】
★★★★
【お奨め度】
★★★★☆
【信頼性】
★★★★
【総評】
★★★★

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